ケータイ小説新潮流 人気集める「リレー形式」
■携帯メール程度の手軽さ・創作時の連帯感
複数の人が参加してひとつの物語を作り上げる「リレー小説」が、ケータイ小説投稿サイトで人気を集めている。携帯メール程度の短いエピソードから投稿できる手軽さや創作時の連帯感が魅力。ブームが一段落した感のあるケータイ小説の新潮流として注目されている。(海老沢類)
ソフトバンククリエイティブは昨年11月、小説投稿サイト「CACTCO(カクトコ)」で、リレー小説の募集を始めた。導入部をプロ作家が執筆し、続編を読者が書く。「自分が投稿した話の続きは書けない」というルールがあるため、物語の先は読めない。
母親が娘に出生の秘密を打ち明ける…という鈴木光司さんのホラー仕立ての書き出しには、すでに30を超す続編が寄せられた。新たな人物を登場させて物語を動かす人もいれば、爆発事故が起こる…なんて展開に持ち込む人も。4月ごろに全10話程度で完結し、人気作は単行本化する予定だ。
同社の担当者、船戸聡さんは「複数の人がリアルタイムでつながり、同じ世界観を共有できるのがインターネットの面白さ。映像化できるような作品が生まれれば」と期待を寄せる。
オンラインゲームを手がけるシグナルトークも昨年10月から、米の人気テレビドラマ「HEROES」の架空ストーリーを紡げるリレー小説サイトを開設している。1回に投稿できるのはわずか200字程度。作品を読むにはサイトで発行する仮想通貨が必要で、読者に高く評価された話は価格が上がり、不人気作品は淘(とう)汰(た)されていく。
引用元 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090131-00000094-san-soci
